GIGAMIX DM-SYSTEM2 第2章 拡張BASICリファレンス

バイナリシステム

VRAMを巨大なデータタンクと想定して、データ転送を有効利用する機能です。

CALL SETBIN

[機能] バイナリシステムに準じたバイナリテーブルの先頭アドレスを指定します。
[書式] CALL SETBIN(<先頭アドレス>)
[解説] バイナリテーブルの先頭を<先頭アドレス>と設定します。<先頭アドレス>の下位1ビットは無視します。
<先頭アドレス>の先頭には必ず“@”を付けてください。(バイナリテーブルはRAMへ配置できません)
<先頭アドレス>にバイナリテーブルが存在しないとエラーになります。

CALL BINLOAD

[機能] バイナリテーブルから指定した連結データをメモリへ転送します。
[書式] CALL BINLOAD(<番号>[,<機能依存フラグ>][,<展開アドレス>][,<バイト数>])
[解説] バイナリシステムの仕様に基づき、<番号>の連結データを指定されたメモリへ転送し、実行します。
<番号>は1バイトの整数で、以下のフラグを格納します。

bit0〜5 格納データ番号(0〜63)
bit6 写しモード(0:OFF 1:ON)
bit7 一気モード(0:OFF 1:ON)

通常は<番号>の連結データの連結情報をDMシステム2のインフォメーションエリアへ書き出して処理を終了します。“0”を指定するとバイナリテーブルのヘッダ情報を書き出します。
「写しモード」は、<番号>の連結データをバイナリテーブル構築時に設定したアドレスへ転送を行います。BPE圧縮された連結データは自動的に展開します。
「一気モード」は、バイナリテーブル構築時に設定したアドレスへデータ転送を行った上で、そのデータを実行します。実行の動作はデータの種類により異なります。BPE圧縮されたデータは自動的に展開します。
<機能依存フラグ>は1バイトの整数で、バイナリテーブル構築時と同様のフラグを代入します。省略するとバイナリテーブルに内蔵されたフラグを参照します。
<展開アドレス><バイト数>は2バイトの整数で、バイナリシステムと同様の数値を代入します。COPY形式のVRAMデータは上位1バイトを<x座標>、下位1バイトを<y座標>として扱います。省略するとバイナリテーブルに内蔵された数値を参照します。




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